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超暴走老人たち

ルーエ花本です。


河出文庫「箆棒な人々」竹熊健太郎
がふるえるほどおもしろかった。
昭和サブカル史のエッジの部分で
妖しすぎる光彩を放った4人の男のインタビュー集。
康芳夫
石原豪人
川内康範
糸井貫二
濃すぎて全然要約できないので、
とにかく読んでない人は読んでほしい。
康さんは、暗黒プロデューサーとしての噂、逸話はいろいろ
知ってはいたがこんなに理知的に社会を捉えている人だったとはな~
と生意気な感心をしました。
石原豪人は同じく河出書房から出ているらんぷの本の画集を
愛読してきた好きな画家の一人。
インパクトと野性味と色気が渾然一体となったエネルギッシュな画風は
強烈な印象を残すのですが、美術史には残らない。
大衆の脳裏にはトラウマすら残すのにねえ。
そんな豪人先生の戦時中の話の中で
要所要所に意味不明なエロ話が登場するのがすごく笑える。
川内康範のことは、ごくごく一部しか知らなかったのだな、
と驚いた。戦没者の遺骨を拾ってくる運動に携わってたり、
憂士として大物政治家とわたりあってたり、
あのコワモテは伊達じゃあないなあ。
そしてダダカンこと糸井貫二!
全裸の超前衛芸術家。
こんな強烈な人がいたとは、、
過激が度を越して神聖になってしまう。
これまた美術史に残らないハプニングの金字塔的存在だ。
全く4人ともありえない人生を送って
独自の哲学を築き上げているのが真にかっこいいです。
竹熊さんがまたそれぞれの対象を
リスペクトしているのが、いい具合の雰囲気になっている。
特にダダカン編。ほぼ取材拒否のダダカンを
なんとか自宅訪問取材にまでこぎつけ、
同志として語らうに至る。すばらしい。
真冬の仙台で暖房のないダダカンの部屋。
手土産は缶詰と電気毛布。
こたつで話す二人。
結びでダダカンは語る。
「今でも、別れた最初の妻とセックスをする夢を見るのです。~~~」
この締めかたがシビれる。
非常に詩的ななにかを感じます。
いいもの読みました。

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[ 2008/01/17 00:12 ] 西荻の風(花本) | TB(0) | CM(0)

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