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イカの哲学

来年2月刊行予定の
集英社新書「イカの哲学」中沢新一・波多野一郎著
の内容見本(一部抜粋)が届きまして、
目を通してみました。
非常に興味深い本です。
波多野一郎という人はグンゼの創業者の孫で、
学生時代に軍に招聘され、航空隊を志願します。
いわゆる神風特攻隊としての出陣を余儀なくされます。
最も死に近い航空隊を選んだ理由が実に、イイんです。
まず武士道精神にもとづき、むしろ危険な航空隊こそ
もっとも安全と考えます。
そして死の直前に当時の日本の最新鋭のマシンを
操縦できれば本望であると。
さらに大学時代の夢、山岳部としてヒマラヤ遠征を果たす、
これを上空から見下ろすという形で完遂することを望みます。
なんともカラッとした思考法です。
結局ギリギリのタイミングで出陣前に終戦をむかえ、
今度はソ連での過酷な強制労働をしいられます。
共産主義教育をはねのけ、アメリカへの留学を夢見ることになります。
プラグマティズム哲学の研究が目的です。
なんとか生き残り、帰国を果たした彼は、
グンゼの事業を引き継ぐことを期待されますが、
心はすでにアメリカ留学にありました。
特攻隊であった彼の入国はかなり困難だったようですが、
粘り強い交渉で扉をこじあけます。
アメリカはヒューマニズムの国でした。
そこに大きな疑問を感じます。
アルバイトでイカの水揚げをしていた折に、
思想の閃きがズバッときて
それを基に書き上げたごく短い思想的遺書が
「イカの哲学」です。
この本はそれを中沢新一が読み解くという体裁になってます。
非常に読みやすくヒューマニズムを超えた平和への指針が
示されていて、若人に広く読まれるべきテキストかもしれません。
岩波のブックレットとかだったら埋もれてしまいそうなネタを
新書として読ませることが肝なのでしょう。

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[ 2007/12/19 13:33 ] 西荻の風(花本) | TB(0) | CM(2)

No title

うーん、解説は読めば分かる。あなたの意見が聞きたい。

私は、コウ考える。

『イカの哲学』におけるエロティシズムを超えたところにある超平和がエコロージーだと解く。日本には、超戦争を原子力爆弾で体験した唯一の国家であり、超平和のための技術を多数持った国家であること。ここから、21世紀の日本、マテリアル傾向の資本主義に対して新たなイデオロギーを発していくことが可能になるのではないかと思う。
[ 2008/02/25 21:27 ] [ 編集 ]

むつかしい、、

コメントありがとうございます。
今気が付きました。
遅くてごめんなさい。
どうにも恥ずかしながら、
自分には意見とよべるような用意がほとんどないのです。
本に対する感心は大いにあるのですが、、
山崎さんのおっしゃってることも
いまいち理解できておりません。
張り合いなさすぎで、ごめんなさい。
[ 2008/02/28 13:23 ] [ 編集 ]

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