スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

ノックアウトマウス

講談社現代新書「生物と無生物のあいだ」読了。
いい本だけど、なぜブルーバックスじゃないのだろうか。

「秩序は守られるために絶え間なく壊されなければならない」
いいパンチラインです。

終章の方で、化学者の著者が生命活動に
重要な役割をしていると目されるGP2というたんぱく質(遺伝子)を見出す。
マウスを使ってそれを実証しようと試みる。
生体実験の方法でノックアウト実験といわれるものがある。
機能を確かめたい物質を披検体から完全に除去して、
どのような作用が及ぶか調べるというものである。
苦心の末にGP2皆無のノックアウトマウスを生成する。
著者は必ずなんらかの影響が出ると確信して注意深く観察する。
ところがそのマウス何の異常も見せないまま天寿をまっとうしてしまう。
通常のマウスとの差異はない。
落胆する著者に情報が入る。
別の研究グループがGP2を完全に除去せず、部分的に除去した
半ノックアウトマウスを生成、観察。
なんたることか、そのマウスは異常をきたし早死にしてしまったと。
通常の思考と逆の結果だ。
結びの数行を抜粋しましょう。

「私たちは遺伝子をひとつ失ったマウスに何事も起こらなかったことを落胆するのではなく、驚愕すべきなのである。動的な平衡がもつ、やわらかな適応力となめらかな復元力の大きさにこそ感嘆すべきなのだ。
結局、私たちが明らかにできたことは、生命を機械的に、操作的に扱うことの不可能性だったのである」

生命の神秘はまだまだ神秘的だなあってことか。


ルーエ花本
スポンサーサイト
[ 2007/07/13 08:20 ] 西荻の風(花本) | TB(0) | CM(2)

たしかに

この本、ぼくも読んでますが、これおもしろいよね。難しくはないけれど、でも、決してさらさら読めるほどには簡単ではないこういう新書が売れるというのは、なんだかうれしい気がします。
[ 2007/07/14 23:06 ] [ 編集 ]

まったくだね

理系新書はたま~~に中ヒットが出ます。
集英社新書「時間はどこで生まれるのか」もそう。
これわかりやすいってフレコミで読んだんすが
あんまりわかりませんでした。
時間ってどこで生まれるんでしょうねえ??
[ 2007/07/15 23:05 ] [ 編集 ]

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://kichiyom.blog109.fc2.com/tb.php/14-4d86384a






上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。