空犬です。先日紹介した角田光代さんサイン会、いよいよ明日ということで、もう一度ご案内です!
河出書房新社発売『福袋』刊行記念 角田光代さんサイン会
日時:平成20年3月1日(土)18:00より
会場:三省堂書店成城店特設会場
お問い合わせ:三省堂書店成城店

先日聞いたところでは、「先着100名様」という整理券、まだだいじょうぶなようですから、近隣のファンの方はぜひ成城学園前に駆けつけてください。よろしくです!
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空犬です。2/21付け朝日新聞「むさしの」にこんな記事が載りました。「吉祥寺・北口商店街「ダイヤ街」を刷新へ 武蔵野市、予算案に9500万円」。
記事によれば、武蔵野市が08年予算案に上の額を盛り込むことを前日の20日発表したとのことで、2009年3月までに新しい屋根が完成する見込みとのこと。
記事から引きます。《ダイヤ街には、ハモニカ横丁や吉祥寺パルコに接する「チェリーナード」(74年建設)と「ローズナード」(58年建設)があり、いずれも老朽化していた。合わせて250メートル程度の沿道に約130店が並ぶ。》なるほど、30年選手に50年選手、そりゃあ改装も必要になるわけですね。
サンロードの改装が2003年でリニューアルオープンなったのが2004年春。同じ中央線の阿佐ヶ谷のパールセンターのときにも感じたことですが、商店街というのは、アーケードが新しくなるだけでずいぶん雰囲気が変わるものですよね。記事には《店や利用者の要望を反映し、「明るくて開放感があり、シンプルな設計となる予定」(ダイヤ街)》とあります。はてさて、新しいダイヤ街、どんなふうになるんでしょうか。楽しみですね。
空犬です。本日はサイン会のご案内です。
2/3の日記で紹介した三省堂書店成城店で、角田光代さんのサイン会があります。
河出書房新社発売『福袋』刊行記念 角田光代さんサイン会
日時:平成20年3月1日(土)18:00より
会場:三省堂書店成城店特設会場
お問い合わせ:三省堂書店成城店
三省堂書店のサイトによれば、
《2/14頃発売予定の『福袋』(税込1,365円)をご予約・お買い上げのお客様先着100名様にレジにて整理券を配布しております。なおサイン会はお並びの列が終わり次第終了させて頂きます。》
とのことです。さらに、
《当日ご参加頂いた方に特製「福袋」を差し上げます》
とあります。
以上、吉祥寺ネタでも、また吉っ読がらみのイベントでもないんですが、角田さんと言えば西荻、西荻と言えば吉祥寺とはお隣で、吉っ読メンバーにもなじみの街、ということで紹介した次第です。
東京西部方面、とくに小田急沿線にお住まいの本好き、角田さんファンのみなさんは、3/1、全速力で成城学園前にお集まりください! ぜひ周りの本好きのみなさんにもお声をおかけいただけるとうれしいです!
ルーエ花本です。
感激しました。
「よのなかのルール」の藤原和博先生が
お店にあそびにきてくれました。
先日の朝日新聞での書評掲載やいなや、
即座にお電話をいただいき、
ついにあいまみえることができました。
情けないことに一時肝心の「よのなかのルール」を
品切れさせてしまって先生に足止めをさせてしまっていましたが、
なんとか品も入り(筑摩書房さんにも融通していただき感謝です)
万全の態勢で来店していただけました。
民間人として初めての公立校の校長先生として
多忙の折に、たっぷりサイン本を作っていただいて大恐縮でした。
先生はこちらの勝手なイメージとしては、
クールでもの静かな佇まいだったのですが、
実像はホットでエネルギッシュな方でした。
対面してまずガッチリ握手をかわしました。
スポーツマンシップ漂う雰囲気でなんと
名刺交換をしわすれてしまったんです!
「よのなかのルール」として微妙な不手際、、
応接室でイニシャルの「F」をいななく馬のように
図案化したキップの良いサインをしたためてもらいました。
自分が持ってきた読みこんでくたびれた文庫にもしてもらいました。
「花本くんへ」みたいのを書いてくれるかとおもいきや、
そういったサインはどこかに寄贈したりなんかする際に
困ることになるのでしない主義なのだそうです。
藤原先生流の「プリンシプル」をみたおもいです。
一通り書ききっておもむろに
「じゃ、きみの人生をきかせてもらおうか?」
ってなんと無茶な振り!
内心面食らったのですが、とりとめなく
こっぱずかしいマイライフストーリーを語ってみました。
そして先生から一言。
「そうか、じゃあとは嫁さんもらうことだな!」
ごもっともです、、。
そしてフロアにもどって、10冊文庫買うからみつくろって
と願ってもない申しで。
何を選んだか思い出しましょう。
新書もありで選ばせてもらいました。
「非属の才能」光文社新書
「奇想科学の冒険」平凡社新書
「死刑執行人サンソン」集英社新書
「生物と無生物のあいだ」講談社新書
「海の仙人」新潮文庫
「百花譜百選」岩波文庫
「乳房とサルトル」知恵の森文庫
「箆棒な人々」河出文庫
「尾崎放哉全句集」ちくま文庫
「アンダンテ・モッツァレラ・チーズ」小学館文庫
というラインナップでした。
先生、お買い上げありがとうございました。
そんなわけで、サイン本は早い者勝ちです。
お早目にどうぞ!
ルーエ花本(僭称POP王子)です。
前の記事を若干なぞりそうですが、
逢ってきました、POP王に。
むやみに焼き鳥を頬張りながら
口角泡を飛ばすがごとくPOP談義、本談義、その他諸々談義。
王とは不思議な縁があり、今回は3回目の邂逅でした。
一度は千葉の席でうっすらと挨拶し、
つい先日は角川文庫が50周年を迎えるにあたっての
企画説明会で遭遇しております。
偶然隣の席に座っていたのですが、
一説によると二人とも遅刻組で
一番前の席しか空いてなかったという話。
王の読書スタイルは過激です。
ただ読了しただけでは、完結しないといいます。
その作品のPOPを描きおえてはじめてその本をとじることになるそうです。
一日一冊読了ペースを守ってる王。
その秘訣を伺うと、
「絵本とかすぐ読みおわるからねえ(笑)」
とお茶目なことをおっしゃってましたが、
実際すごいことです。
本への想いは熱く深い方で、
自店のスタッフや若い書店員(ぼくら含め)への眼差しは優しい。
理想の上司像をみました。
(当然ぼくの上司も理想的です!)
そしておススメ本プレゼンタイムで
ぼくが推したのはこれです。
↓
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032006991&Action_id=121&Sza_id=B0朝倉かすみ「ほかに誰がいる」幻冬舎文庫
とにかく一気読みの衝撃作です。
女の子が女の子を好きになりすぎて(ホントになりすぎ!)
とんでもないことになってしまう話です。
一歩間違えばサイコホラーなのですが、
朝倉流のキュートなヒネリで主人公えりの
キャラクターは愛すべきものになっております。
これから目が離せない作家の一人です。
空犬です。先日、POP王にお目にかかる機会がありました。吉っ読側のメンバーは、わたくし空犬と会長花本、そして荘司の3人であります。
なにしろお相手はあのPOP王。書店員の会のメンバーである我々にとっては大変に貴重な機会です。最初は、POPのことを中心にお話をうかがおう、POP王流POP術の講義でもしていただこう、という感じだったのですが、いやはや、話し始めたらこれがもう大変な盛り上がり。話はPOPのことにとどまらず、書店のこと、本のこと、千葉会のこと、吉っ読のこと、出版社のこと……話は尽きません。夕刻にお会いして、あっと気づけば全員が電車を気にする時間に。実に楽しい時間でした。お時間をとってくださったPOP王に、この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました!
それにしても、さすが“POP王”。“王”を名乗る方は違いますね。POPの魅力(最近のPOPをたくさん持ってきてくださったのです。生POPの山!)、話のおもしろさは言うまでもないのですが、すばらしいのがそのお人柄。我々3人はそのお人柄にすっかり魅了されてしまいました。気分はもうPOP王の臣下、といったところでしょうか。
POP王としてのPOP関係のお話にも得るところは実に大きかったのですが、書店員としてのお話がこれまたおもしろい。現役書店員の2人は感銘を受けまくっていました。このような王様と一緒にお仕事をされる方は幸せだろうと思います。吉っ読に対するアドバイスやリクエストなどもいろいろ聞けましたから、今後の例会やフェアなどに活かしていきたいと思っています。
さて、当日、ただ一方的にお話を聞かせていただくだけではなんだろうということで、POP王自らのご提案で、各自1点ずつおすすめ本を持ち寄ろうということになっていました。他の3人に自分のおすすめ本をプレゼンするわけですね。なにしろ相手は本のおすすめの達人です。ちょっと緊張します……。
吉っ読の2人のおすすめ本はコメント欄や別記事で申告があるかもしれませんし、POP王のおすすめは私が紹介してしまっては、読者の方がお店でPOP王POPに出会う楽しみを奪いかねませんから、自分の分だけふれておきますね。
わたくし空犬は2冊をセレクト。で、考えました。ただのプレゼンではつまらない、せっかくPOP王にお会いするんだから、ここは自作POPでプレゼンだ!と誰に頼まれたわけでもないのに、書店員ではないのでPOPを使うあてももちろんないというのに、独りで勝手に盛り上がってしまったんですね。で、質はともかく、雰囲気だけはPOP王風に作った自作POPを用意していったのです。我ながらよくやります。本とPOPはこれです。じゃーん。

↑『うらおもて』は吉っ読のナツヨミフェアで好評だったもの。そのときの帯コピーをアレンジしました。表紙のタイトルネーム、白黒を反転させたのをアレンジしようと思ったのはいいが、白で書けるものを持っていなかったので、字が抜けてます……(泣)。しかも、ちっとも和田誠描き文字に似てないし。

↑小説でないもの、そして、本来の対象と違う人にすすめるもの、という制約をあえて自分に課して選んでみました。
どうでしょうか。いま、冷静に見ると、なんだか切り貼りはとってつけたみたいだし、文章も練られていないし、字は下手だしではずかしいかぎり……。POP王にダメ出ししていただこう、添削していただこうと思って持っていったのですが、意外にも、「これはこれで十分アリ」とのお言葉、成績で言うと「可」をいただいた感じでしょうか(涙)。まあ、そこは多少の酔いもと、そして何より、POP王のお人柄もあっての大甘の採点だったのでしょうが、それでも、おもしろそうな本だ、などとも言ってもらって、ちょっといい気分、我ながら単純です。
このサイトをご覧になるような方の多くは、すでにPOP王についてはよくよくご存じだろうとは思いますが、よく知らない、という方はぜひ、Web本の雑誌の連載「店頭POP製作所」、ポプラビーチの連載、「ほれぼれ本屋さん」、そして何よりもまず著書『POP王の本! グッドセラー100&ポップ裏話』(新風舎)をご覧ください。Webでは、ポプラビーチ連載の最新のものはとくに必見です。なんと舞台は小学校です。小学生の作ったPOP、書店好き、本好きならぐっとくること間違いなしですよ。
ちなみに、POP王の基本文献というべき上記の本ですが、版元の新風舎があのようなことになってしまいましたので、今後は入手しにくくなる場合があるかもしれません。未読の書店関係者、本好き、書店好きのみなさんは、全速力で店頭在庫をゲットしてください!


↑POP王本。サインもいただいてしまいました。
空犬です。今日は吉祥寺のお隣、三鷹の話、それも悲しいお知らせです。地元・近隣の方はもうご存じかと思いますが、三鷹書房が、2月20日で閉店となります。残念なことです。
三鷹書房は、三鷹南口から徒歩すぐ、商店街にあるお店です。そう、立地からしても、そして名前からしても三鷹書房こそが、まさに三鷹の“街の本屋さん”だったんだろうと思うのです。吉祥寺で言えば、南口駅前のブックスいずみのような存在でしょうか。それがなくなってしまうなんて……嗚呼。

↑三鷹書房のブックカバー。「ゆっくり/のんびり/お買い物」……ほほえましいはずのネームがなんだかやけにさびしく見えます……。近隣の方は、ぜひこの週末、最後のチャンスと思って買い物に駆けつけ、このブックカバーをゲットしてください!
三鷹書房は小さなお店です。ものすごく個性的な品揃え、カリスマ書店員の存在、個性を放ちまくるポップ、そのようなものを売りにした派手な店ではありません。地元の人がふつうに週刊誌や文庫やコミックを買える、そんなお店です(勝手なことを書いてますが、もちろんここではいい意味言っています)。
三鷹は、駅ナカにも、駅ビルにも、駅前ビルにも書店が入っています。それぞれに便利で良いお店ですが、それでもやはり、街の商店街にも、“にも”というか“にこそ”書店は必要だと思うのです。三鷹の南口を利用している人で、帰り道、このお店にふらっと寄るのを日課にしているであろう人はけっこういたことでhそう。けっこう遅くやっている店だったので、夜の帰りがけに、このお店に明かりがついていると、なんだかほっとさせられる、そしてつい寄ってしまう、そんなお店なのです。
思えば三鷹の書店事情も、この数年でずいぶん変わりました。ほんの数年前までは、南口あった小さな新刊書店(たしか渡辺書店)、北口駅前にあった小さな新刊書店はいずれも最近なくなりました。長く三鷹の書店言えば、という存在だった第九書房(カバーが素敵でした)や東西書房もなくなりました。かわりに、第九の後を啓文堂書店が、東西書房の後を文教堂書店が埋めてくれたこともあり、また三鷹の森書店が数年前に、駅ナカの書店が最近になってできたこともあって、数で見れば、減っているわけではありません。むしろ、新しいお店のうち、たとえば啓文堂書店三鷹店は、第九書房時代よりもフロアスペースが増えたうえ、レイアウトや品揃えもよく、三鷹・武蔵野周辺ご当地作家コーナーを充実させているなど、とてもいいお店だったりするので、総合的な書店事情ということで言えば、マイナスにはなっていない、どころかプラスなのかもしれません。でも。でも、やっぱり“街の本屋さん”が消えてしまうのは、我々地元の本好き、書店好きにはとても悲しいことなのです。いや、コアな本好き、書店好きよりも、むしろそうでない人、地元の本屋さんで雑誌を買うお父さんやお母さん、コミックを買う子どもたち、そんなふつうのお客さんにとってのほうがショックは大きいのかもしれませんね。
これ以上、三鷹や吉祥寺のあたりから書店がなくなってしまうことがないことを祈らずにはいられません。三鷹書房の関係者のみなさん、これまでほんとにおつかれさまでした。
ルーエ花本です。
買ったり読んだり、
買って読まなかったり、
積んでおいたり積んでおいたりの日々です。
円城塔の新刊出ましたねー
(ってけっこう前ですが、、)
(もうすぐ「オブザベースボール」も出ますね)
「Boy's Surface」早川Jコレクション。
↓
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032012762&Action_id=121&Sza_id=G1前作よりぐっと、ぐっと
難解さが増している!
ここまでわからないといっそ気持ちがいい。
ここにグッときた。
↓
「全体が正気のものであると信じ込む種類の狂気を
正気に考える方法が存在するとする狂人は常に存在する」
美術本のちょっとした話題作「怖い絵」朝日出版社
↓
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031922345&Action_id=121&Sza_id=A0これおもしろ興味深かった。
美術鑑賞にちょこっとでも興味ある人は絶対楽しめるはず。
画家の意図、悪意、個人的事情、政治的背景、社会情勢を
慮ったうえで作品に向き合うとより迫ってくるなにかがあるのです。
また美術本。
「奇想名画大全」飛鳥新社
↓
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031978304&Action_id=121&Sza_id=B0いい値段するけど買っちゃいました。
絶賛積ん読中です。
いい感じの店長の古本屋「そら屋六進堂」に
フリペ「ルーエの伝言」最新号を納品しにいった折に買った2冊。
「東海道戦争」筒井康隆(早川ポケットSF版)
「髑髏城」ディクスン・カー(東京創元社世界大ロマン全集)
前者は読んだことある気がしたけど、ジャケがキてたので。
後者はさらにキまくってるジャケに敬礼!
なんつうか、、断崖に建ってる城、、髑髏です、、、。
どうしても読まねばならなかったから読んだのが
「少女には向かない職業」桜庭一樹(創元推理文庫)
↓
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031979350&Action_id=121&Sza_id=B0新直木賞作家の出世作です。
これ超おもしろいんですね!
びっくりしました。
健気でいじらしいヒロインを応援せざるをえない。
中学生女子の友情が鮮烈なラストは泣きます。
「ほかに誰がいる」朝倉かすみ(幻冬舎文庫)
↓
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032006991&Action_id=121&Sza_id=A0ついに文庫になったよ、朝倉かすみ。
おもしろいらしいと噂はかねがねしかった(←そんな日本語はない、か)
まだ途中だけど今まで読んだことない感じの味わい。
そんでそんであれあれ。
「乳と卵」川上未映子
いやはやまいったよこれは、
爆裂なシーンが最後らへんに用意されてて、
ぶっとびました。
末恐ろしい女文士の登場を垣間見た、、
空犬です。先日の例会では、「三冠王」のその後の動きについても、各店で報告しあったのですが、いやはや、驚きました。全国紙の書評欄で取り上げられたこと、その効果の大きさに、です。
昨日の記事にも書いたことですが、やはり全国紙の書評欄の力はまだまだ捨てたものじゃない、ってことなんでしょうか。朝日新聞の書評欄「売れてる本」で『ショートソング』と三冠王のことが紹介されたのが1/6。それまでも3店でさんざん売ってきた本であるにもかかわらず、1月の売上げは3店で前月比倍増の数十冊に及んだとのこと。いやはや。
というわけで、2008年も、吉っ読3店では三冠王作品=『ショートソング』を継続プッシュしていく予定です。まだお読みでないという幸運な方は、ぜひ全速力で、BOOKSルーエ、弘栄堂書店、リブロ吉祥寺店にかけつけてください!

空犬です。雪の日曜日でしたねえ。雪、けっこう好きです。外を歩く必要がないかいぎりは。
さて、日曜日と言えば、我々本好き、書店好きには新聞の書評チェックの日、であります。昨日、朝とは言い難い時間に起き、ベランダが真っ白になっているのにびっくりした後、朝日新聞をおもむろに広げ、書籍・雑誌広告だけ拾い読みしながら書評ページにたどりついたところ、どこかで見た顔が……なんと! うちの花本会長じゃないですかっ!
朝日新聞、書評ページ最後に、月1回掲載されるのが「どくしょ応援団 中高生のためのブックサーフィン」。そのなかの「本と出合う 本屋さんにて」に登場です(2008年2/3付)。題して「大人になる不安なくなる」。花本会長がルーエで人気の文庫3冊、「中高生に読んでほしい」3冊の計6冊を紹介しています。ちなみに、おすすめ3冊はこんなリスト。

記事は写真入りで、店内の写真には、文庫を手にする中学生たち、そしてその後ろには「花本棚」。まだご覧になっていない方はぜひぜひ昨日の朝日新聞を入手してのぞいてみてください!
それにしても、全国紙の書評欄登場ですかあ。これまでも、吉っ読が出版業界紙の新文化さんに取り上げてもらったり、LOVE書店に吉っ読メンバーが登場したり、なんてことはありましたが、朝日新聞はすごい。先日の、『ショートソング』紹介記事で三冠王がふれられたことに続く快挙、ではないでしょうか。
全国紙はさすがに反響が違います。早速、『人生の教科書〈よのなかのルール〉』の藤原和博氏から花本会長に電話があったとか。そのあたりのことは、また会長本人からおいおい報告があることでしょう。
さて、吉っ読関係者がメディア登場、ということではもう1件あります。リブロ吉祥寺店の筒井氏が、『編集会議』(宣伝会議;月刊)の取材を受けたとのことです。同店レジ横で展開している「担当別!2007これがきた。2008これがくる」フェアについてだそうです。3/1発売号に掲載されるようなので、ぜひこちらも手にとってみてください!(リンクと下の表紙写真は現在発売中の号です。)

先日の例会で、本の雑誌の杉江さんの日記に「吉っ読」のことがふれられていたとの報告がメンバーからあり、早速のぞいてみました。
なんでも、「千葉会」のメンバーで、私空犬も一度お目にかかったことのあるUさんが、異動されたとのことで、その異動先が三省堂書店成城店。で、《「吉っ読」の吉祥寺まで電車で30分なんですよ》なんてことを、お店を訪れた杉江さんにUさんが話されたとあります。うむむ。杉江さんが書かれているような「意味深」な発言なのかどうか、これは確かめねばなりますまい、というわけで、早速、私空犬が、ご挨拶と“偵察”(?)を兼ねて、お店におじゃますることにしました。
三省堂書店成城店は、小田急線成城学園前にあります。吉祥寺界隈在住の身にとって、京王線沿線、小田急沿線というのは南北の直線距離で見ると意外に近いのですが、ただ、直接南下する交通手段がないため、なんとなく心理的距離があるんですよね。とくに、小田急線は、準急やら快速特急やらJR利用者には聞き慣れない種類の電車が行き交い、地下と地上ホームとに分かれた新宿駅のフクザツカイキさもあいまって、よほどの用事がないと足が向きません。私も下北より先に行く機会など、滅多にないのです。
で、行ってきました、成城学園前。ずいぶん立派な駅なんですね。三省堂書店成城店は、駅の真上、真新しい駅ビルの2階にありました。立地的には最高です。夕方だったので採光の具合はわかりませんが、ワンフロアの店は、入り口からしてとても明るい造りです。大人の背ぐらいある棚が並ぶため奥まで見通すことはできませんが、通路が広めにとってあるせいか、とてもゆったりした感じの店内です。奥の窓際には椅子を置いて座り読みコーナーも確保。ざっと一周したところ、一部の郊外型店に見られるようなジャンルの偏りもなく、全体にバランスのとれた品揃えで、沿線の客層に合わせたものでしょうか、学参、それもお受験関係が充実しているようでした。
さて、そんなお店の店長につかれたばかりのUさんには、一度、千葉会の集まりにゲストで参加させていただいた際に、少しお話させてもらったことがあります。薄暗い飲み屋さんで一度あったきり、なんですが、突然訪問した当方を覚えていてくださり、楽しい再会をはたすことができました。千葉会のこと、昨年の異動から最近までのこと、杉江さんの日記のことなど、いろいろ興味深いお話をうかがうことができました。いやあ、よかったよかった。ただ、数分の立ち話で、話が尽きようはずもありません。これは一度吉祥寺にお招きして、いや、むしろ我々が成城に出向いて、じっくりお話できる機会をもうけたいなあ、そんなことを思ったのでした。というわけで、Uさん、近々にぜひともお願いします!
ちなみに、書店好きとしては、初めて訪れた書店ではやはり何か買い物をしたいところ。で、こんな本をピックアップ。ほんとなら、その独自ポップが立っているような、そのお店ならではのおすすめ本から選びたいところなんですが、次の用事があったので、じっくり選ぶ時間がなく、なんだか中途半端なセレクトになってしまったのが残念……。

空犬です。先日、2008年最初の例会があり、昨年末のコミックフェアのまとめのほか、今年の活動計画などを相談しました。(コミックフェアの件は、記事をあらためて報告します。)
活動予定といっても、内輪の活動はともかく、外に向けたものとしては、要はフェアをどうするか、なんですよね。
昨年は、夏の文庫フェア、冬のコミックフェアと2回のフェアを開催しました。売上や反響を考えると、大成功かどうかはなんとも言えませんが、ただ、前者からは“三冠王”=枡野浩一さんの『ショートソング』が飛び出し、「吉っ読」の名前こそ出なかったものの、朝日新聞の書評でふれられるなど、ちょっとした成果も達成できました(ちなみに、リブロや弘栄堂では1月の同書の売上げ冊数が、前月の倍以上、数十にもなったと言いますから、やはり全国紙で取り上げられることの効果は今なお絶大、ということなんですね。いやはや。)
次のフェアは、初夏に予定しています。詳細は未定ですが、開始時期や内容が決まりましたら、またこのブログで(もしくは、ホームページが復活していれば、ホームページで。サイト復活……これも今年の活動目標の1つでです……)報告します。ご期待ください。また、昨年各店でフェアをご覧になったりお買い上げくださったりしたお客様から、版元のみなさんからのご意見ご希望もお待ちしております。