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ブックオカ2007、まもなくです!

空犬です。早いもので9月もまもなく終わり。秋ですね。秋と言えば本、読書の秋です。各地で古本市他、いろいろと本がらみのイベントが開催される季節ですね。そんななかから今日は、地域密着型の書店イベントとして「吉っ読」も大リスペクトのブックオカをご紹介します。


    ブックオカ2007

    会期:10月1日(月)~31日(水)

ブックオカ冊子

↑こんな立派な冊子まで! うらやましい……。


書店イベント、とひとくちに言っても、単なる店頭フェアとかそういうレベルではありません。サイトを見ていただければわかりますが、イベントの充実ぶりがただごとではないのです。一箱古本市、トークショー、朗読会、装丁展、読み聞かせ、書店員ナイト、出版相談、スタンプラリーなどなど、新刊書店、古書店、出版社はもちろん、飲食店まで巻き込んで、本にかかわるイベントで実現可能なものは全部やっちゃった、という感じ、街全体が本のおもちゃ箱みたいなことになっています。とにかく、まずはサイトを見てみてください。本や書店に興味のある方なら、興味を引かれるものがたくさん見つかるはずですから。


さらに。本好きにはうれしい、こんなオリジナルブックカバーまで配布されていたりします。いただいたカバーをかけてみました。こんな感じです。じゃーん。


リリーさんカバー1

リリーさんカバー2

絵はリリー・フランキー。すでに配布が始まっていて、10/31まで、福岡県下の書店店頭で配布されるとのこと。


ブックオカ、見に行きたいなあ。さすがに、このためだけに福岡に、というわけにはなかなかいきません。近隣の方、期間中に旅行や出張の機会がある方は、ぜひぜひ全速力でかけつけてください! それにしても。「福岡を本の街に」……ブックオカはまさにそれをいいかたちで実現しているなあ。こんな街をあげてのイベント、大変だろうけど、おもしろいだろうなあ。いやあ、吉祥寺も負けていられません。がんばります!


ちなみに、サイトの情報によれば、ブックオカではイベント運営をヘルプしてくれるボランティアや、一箱古本市の出品者を募集しているそうです。お客さんとして書店を訪れたり、イベントに参加するのもいいですが、本のイベントに自分も参加してみたい、書店イベントの内側をのぞいてみたいという本好きにも、ブックオカはいいチャンスかもしれませんよ。


なお、ブックオカの冊子とリリーさんのカバーは、タカクラさんがわざわざ送ってくださったものです。ありがとうございました!


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[ 2007/09/29 00:59 ] 空犬一人書房 | TB(0) | CM(1)

★美食倶楽部★

ルーエ花本です。


吉川コージがインカ帝国の謎に挑む、
謎の番組を観ながら書いてます。

連休明けの出勤で、小さな本屋が一軒開けそうなほど
荷物があり、一日中品出ししちゃいました。
ヨムヨムの4号、デタデタ。

これ気になりません?

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031953687&Action_id=121&Sza_id=B0
「沢田マンション超一級資料 世界最強のセルフビルド建築探訪」
沢田さん夫婦が自分たちでせっせと建ててしまったマンションの記録。
生活してる人達がまた愉しそうだな。
こんな本もありましたね。

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000030844358&Action_id=121&Sza_id=C0
「郵便配達夫シュヴァルの理想宮」河出文庫
家はほしいけど、自分で建てようとは、
なかなかおもわない。
ふとおもったこと。

サグラダ・ファミリアっていつ完成するんだっけ?

休憩中のお供は、このところ専らこれ。

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000007144980&Action_id=121&Sza_id=C0
「食いしん坊!」土山しげる(ニチブンコミックス)
異常なおもしろさ。
ひたすら大食い、早食いのオンパレード。
伝説のフードファイター「ハンター錠次」ってキャラがすごい。
いつでもテンガロンにテキサススタイルで、
尋常じゃない存在感。
完全に主人公を食ってしまってるよ。
敵(がいるんですね)は、邪道食いで
フードファイト界に覇を唱えるOKFF。
これ「大阪食い倒れフードファイターズ」の略だったりするからたまげる。
味とか気にせずひたする胃袋に食べ物を納めるのが邪道食い。
しかし、主人公と錠次の技、ラーメン二刀流食いとかも
けっこう邪道にみえたりする。気にしませんけど。
勉強(?)になったのが、いっぱい食いたい時は、
事前に食事を抜いたりせず、あえてごはんをしっかり食べて、
胃を拡張させておくという鉄則。
役に立つとおもいます。

福井くんと西荻の定食屋さんへ。
グルメで著名な山本益博さんも絶賛のお店。
カツ丼がマンモス旨かった。




[ 2007/09/28 21:53 ] 西荻の風(花本) | TB(0) | CM(0)

サドルのない自転車で日本一周した男

ルーエ花本です。


まずはこれ。

http://masuno.de/blog/
歌人の枡野浩一さんが、書いてくれてる。。
ありがたい!

昨夜は例会でした。
このメンツならナニカできるぞと、改めて確信。
そんな自分におもわぬ不幸が深遠で口をあけました。
帰路、自慢のマシーン(自転車)のサドルが、
突如外れたのです。
一瞬何事が自分の尻近辺に起こったのか、
理解できず、大いに混乱しました。
立ち漕ぎで帰るバイタル足りず、引いて歩く30才の後ろ姿、、

さきほど「キルビル1」を観ました。
超絶おもしれー!!
無駄に斬りまくって、血が、
そこいらじゅうで椿三十郎のラスト状態。
タイヘンなセンスだね、タランチーノは。
栗山千明が女子高生スタイルで鉄球をブンブン振りまわす。
その役名が「ゴーゴー夕張」
なんじゃそりゃ(笑)

レコードプレイヤを買った。
聴くあてなく、純粋なジャケ買いをしてきたレコードたちが、
ついにその全貌をあらわにする緊張感。
ポップな感じがしていいなぁ、といつぞや買った
ラグビー選手の集合写真があしらわれたレコード。
ヘビメタでした。
びっくりさせてくれるぜ。

[ 2007/09/27 22:47 ] 西荻の風(花本) | TB(0) | CM(0)

ナツヨミ、応援ありがとうございました!

ご報告がすっかり遅くなってしまいました。「吉っ読」としては初のフェアとなりました「ナツヨミ文庫カーニバル」2007、8月末日をもって無事に終了となりました。たくさんの方にご来店いただき、本当にありがとうございました。


気になる売れ行きのほうですが、3店の上位3点のリストを、担当者のコメント入りでこちらに挙げています。よろしければご覧ください。


本来であれば、フェア終了後、すぐに結果報告と御礼とをアップしなくてはならなかったのですが、『新文化』さんに先をこされてしまいました。2007年9月13日号に取り上げていただいています。よろしければそちらの記事もご覧ください。


さて、その『新文化』の記事でもふれられていますが、今回、枡野浩一さんの『ショートソング』(集英社文庫)が、数々の強力なライバルたちをおしのけ、3店で売上げのトップとなりました。まさに、“三冠王”ですね。これを祝して、「吉っ読」として、枡野さんにお祝いのようなものを差し上げたいと企画中です。そちらの詳細については、近日中に、このブログおよびサイトで発表します。


ショートソング

というわけで、最初のフェアをこうして無事に終えることができたのは、各店に足を運んでくださったお客様、また、フェアをいろんなかたちで支えてくださった版元の皆様のおかげです。会を代表してこの場で御礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。


「吉っ読」のフェアはまだ始まったばかり。次のフェアをどうするか、また来年も同じ夏文庫フェアでいくのか、実はまだちゃんと決まっていなかったりします。いま「吉っ読」メンバー全員であれこれ思案中ですので、こんなフェアをやってほしい、今度のフェアはここがよかった、よくなかった、こんな本を入れてほしい、こんな作家にスポットをあててほしい、などなど、フェアに関するご要望ご意見がありましたら、ぜひぜひ、このブログのコメント欄にお寄せください。みなさまのご意見、お待ちしております!


空犬(「吉っ読」事務局)

[ 2007/09/25 00:26 ] 「吉っ読」フェア案内 | TB(0) | CM(0)

開陳!これがナツヨミだった!!

ルーエ花本です!
そうです、ぼくです!!
みなさん、フェアのページ、
もうご覧になられましたか!?
なに?、まだ観ていない、ふむふむ、
それはよくありません。
さぁ、こんなの読んでる場合じゃないですから、
急いでトップページに戻って、
フェアのところをクリック、クリック!
「吉祥寺の20冊 ナツヨミ文庫カーニバル」
を総括してますよー。
弘栄堂、里見さんの熱いコメントが熱い!
(ウェブ隊長:渡辺くん、素敵っす)
[ 2007/09/24 23:49 ] 西荻の風(花本) | TB(0) | CM(0)

ギリギリ

御無沙汰してます、弘栄堂の荘司です。

たった今、来月1日発行「月刊弘栄堂」の原稿を書き上げました。
先日、札幌に書店巡り+旭山動物園見学をしてきたので
それについて書きました。いつも文章が短い割には
今回は結構長めです。

いやー、それにしても僕は締め切りギリギリに書く悪い癖
があります。今回も御多分にもれず締め切り前日です。

いつも余裕をもって前もって書きたい!とは思っているのですが
ダメなんです…。学校の宿題もそうであって、いつもギリギリ。

この癖治したいです。

やっぱり何事も「備えよ常に」ですよね。

頑張ります…。

そういえば、昨日は吉っ読の「第二回井の頭公園外呑み」がありました。
いいですよね、外で飲むって。開放的な感じで。
ただ、時間が遅くなるに連れてだんだん寒くなってきて
シャツ1枚だけじゃ若干きつかったです。
もう夏も終わりなんだなとしみじみと思いました。

そして、ボアも9月いっぱいで閉店です。
我らが営業課長、里見さんもさぞかし悲しいことだと思われます。
僕もできるだけ閉店前に通おうと思います。

[ 2007/09/20 01:17 ] 弘栄堂書店員日記 | TB(0) | CM(2)

my life as a book

ルーエ花本です。


心からお奨めしたいマンガをご紹介。
これ

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000007172499&Action_id=121&Sza_id=C0
「 ZOOKEEPER 」青木幸子(講談社)
講談社の児童書をみてくれている方が、
ぼくが好きそうだからと、貸してくださった代物。
(萩尾モトも借りている)
イブニングで連載している、動物園の飼育員のお話。
(動物のお医者さんとは、全然違う世界)
主人公は、トラブル誘発気質の新米飼育員(女子)
この人、裸眼だと人(動物)の体温をサーモグラフィックに感知できてしまいます。
体温の変化で人がウソをついているかどうか、やんわりわかったり、
動物の体調を計ったりすることが可能。
この控えめな特殊能力が、小さーく炸裂するんですね。
勤め先の動物園の人々は園長以下、みんないい具合に変。
かなり掘り下げたとおもわれる緻密な取材が活きている感じ。
まだまだこのマンガについて語りたいが、またにしよう。
しかし、このテの地味で上質なマンガに出会うと、
日本のマンガ文化の成熟というか、コンテンツ力ってのか
絶対にバンド・デシネとかでは、成り立たない凄味を感じます。

左尻を寝違えました。
尻って寝違えたりするもんだな。

昨日は、ルーエ写真倶楽部の合評会でした。
ぼくが撮った、パチモンのピカチュウが、
大賞に選ばれて嬉しい!


[ 2007/09/17 07:54 ] 西荻の風(花本) | TB(0) | CM(0)

浮世常夏

ルーエ花本です。


先日、鏡をみながら自分で髪を切りました。
これが非常に難しい。
苦心惨憺。
弘栄堂の荘司くんに話したら、
このうえなく笑われてしまって、
失礼千万、貴様を笑わすために切ったわけじゃねえ。
と思って、時が時ならば、手前を斬ってくれてたぞ。
って話。

すっごい久しぶりにウェブ新文化の連載、
「ルーエからのエール」を更新してみました。
ここですね。

http://www.shinbunka.co.jp/rensai/yell-ruelog.htm
書評出すタイミングもうちょい早ければなぁ、という愚痴をしたためたもの。

ついにあたしらのフリペ「ルーエの伝言」最新11号が出来。
今回難産だったな~。
渾身の大型企画「小宇宙(コスモ)で読め!十二宮ブックガイド」は必見。

昨日、お好み焼き屋でルー宴会でした。
ルエ伝編集会議名義の。
たらふく食って、おなじみの3人、
福井くんと渡辺くんで「ボガ」という喫茶店へ。
そこは、リクルートの「R25」のバックナンバーがたんまりある珍スポット。
写真週刊誌(椎名誠風にいうとF誌)も充実している。
男の欲望ムキ出しの誌面をあれこれ論評しながら、
憑かれたように頁を繰る面々。
なにしてたんだろう??

集英社文庫「ワセダ三畳青春記」を読了。
なるほど、非常にオモシロイ。
なんか久しぶりに「哀愁の町に霧が降るのだ」を読み返したくなったな。

[ 2007/09/15 22:16 ] 西荻の風(花本) | TB(0) | CM(0)

ウォーキンインザプリズム★

ルーエ花本です。


連休2日目。
なんら用のない調布にて散歩をしてきました。
ちい散歩という番組があるようだけど、
観たことがない。
とことこ歩いて、つつじヶ丘。
武者小路実篤ゆかりの庭園が近くにあるようでした。
が、いっぱい歩いて疲れたので見送って、
駅前の「書原」さんをのぞく。
阿佐ヶ谷よりは数段店内が明るい!
しかし技有り尽くしの陳列の感触は同じだ。
どこをみても、なるほど、これのとなりにこれで、
その後ろにこれね~、と感心しきり。
ぼくの大好きな徳間文庫、「人間臨終図鑑」(山田風太郎)全3巻が
パート1のみ平積み、とおもったら下に2が、そして3も、
んでまた1、2、3と積んでいる。
恐れ入りました。。

以前より、探していた別冊太陽「日本の妖怪」を
近所の古本屋さんで1400円にて入手。
もう知ってる図版、知ってる妖怪ばかりだけど、嬉しい!

岩波文庫、宮本常一の「忘れられた日本人」をやっと読み終えた。
古老が夜這について語るところが白眉。

無茶な映画が観たいとおもって、
「フロムダスクティルドーン」をレンタル。
全くひどおもしろい映画だった。
ジュリエット・ルイスが若いっていうか幼くて、
どことなく蒼井優ちゃんみたいな風情でヨシ!
それがクロスボウで吸血鬼を撃ちまくるんだから、
キルタイム的にたまらないじゃないですか。
次はなぜか未見の「キルビル」だな。

[ 2007/09/13 22:07 ] 西荻の風(花本) | TB(0) | CM(0)

月にハウル!

ルーエ花本です。


いろいろなことがあります。
徒然なるままにつづってみます。

長くがんばってくれたアルバイトスタッフの送別会がありました。
たいへん盛りあがって3次会は、ぼくの邸宅(西荻城)でした。
店長と渡辺くんが、猛烈な勢いでマシン(自転車)をかっとばして来城。
店長がうちにくるのは、お初です。
ルーエが喫茶店だった時代に厨房をまかされていた御仁だけに、
わが台所、特にガス台周辺の油汚れが気になってしまったらしく、
おもむろに洗浄をはじめるじゃありませんか。
おかげさまでピッカピカのテッカテカです。
今度はトイレ掃除してくださいって言ったら、
ぶん殴られるだろうなとおもったので言いません。

書店員金言集に
「棚に向き合え」
というのがあります。たぶん。
非常に沁みます。
「客に向き合え」
これもまた然り。
個人的に接客強化ウィークはじめました。

お店でふと電話に出たらば、
弘栄堂の里見さんからでした。
なぜか妙に新鮮な戸惑い方をしてしまいました。

円城塔「セルフリファレンスエンジン」の
終盤の一節が、すごくカッコイイ。
曰く、
「私の名は、セルフリファレンスエンジン。
 全てを語らないために、あらかじめ設計されなかった、
 もとより存在していない構造物」
なんかわからないけどカッコイイ!

とある取材で、恋がしたくなる4冊、食欲の秋の4冊を選べときました。
恋編
「恋する四字熟語」佐藤真由美(集英社文庫)
「しろいうさぎとくろいうさぎ」(福音館書店)
「センチメンタルな旅・冬の旅」アラーキー
「本屋の森のあかり」(キスコミック)
食編
「おいしい日常」平松洋子(新潮文庫)
「寿司ネタ図鑑 オールカラー版」
「孤独のグルメ」久住昌之・谷口ジロー
「ちびくろ・さんぼ」
でどうでしょう?

さっきタワレコでカニエ・ウェスト(ヒップホップのえらい人)の
新譜をききました。ジャケが村上隆。
3曲目にダフト・パンクが参加してて感激。

「穴」を観ました!
なんのことはないサスペンスですけど、
ソラバーですから大満足!

これが、これが、、

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031948321&Action_id=121&Sza_id=A0
「下流少年サクタロウ」戸梶圭太
うわちゃ~
なんでニ段組なんだろう、この本、、
文学界のヤンキー先生・戸梶圭太って、、、

[ 2007/09/13 03:26 ] 西荻の風(花本) | TB(0) | CM(0)

だって夏じゃない

ルーエ花本です。


ぼくは、文庫・新書の担当という肩書きになってますが、
実はもう一つ、
フリペ担当でもあります。(自称)
毎日階段踊り場のフリペスペースの手入れはかかしません。
フリペをこよなく愛しているので適任です。(自称)
このところお気に入りの版元PR誌は、
平凡社の「百科」と春秋社の「春秋」。
後者、「春秋」は、かなりガリっと噛み応えのある内容です。
大部分はぼくには、理解不能です。
でも大抵なにかグットくる記事が一つはみつかります。
今月の「春秋」のそんな記事は、
「私とチューブとの出会い」
なるもの。
説明は、むつかしいのでこいつをご覧ください。

http://www.ne.jp/asahi/tokyo/sd/7_event.html
ムチャクチャ面白そうでしょ!?

[ 2007/09/08 06:41 ] 西荻の風(花本) | TB(0) | CM(0)

私の性懲り知りませんか?

ルーエ花本です。


ウディ・アレン、ショーン・ペンの「ギター弾きの恋」に
ソーラ・バーチが出ているという怪情報におどろされてしまいました。
出てないじゃん!
しかし、良い映画でした。
ペン演じる破天荒なギタリスト、エメットは、
世界で2番目に巧いと自負している。
一番はヨーロッパのジャンゴ・ラインハルト。
二回出会い、二回ともあまりの超絶技巧に失神させられてしまったらしい。
バンド仲間が、からかい半分にステージ袖で、
客席にジャンゴが来ていると、彼をだます。
あまりの緊張で逃げ出すエメット。
屋上に逃げとなりのビルにダイブすると
なんと天井が抜ける。
そしておりたった部屋は、偽札偽造犯のあじと。
大量の偽札が舞いあがる。
このシーンだけでも観る価値あるな~
すごい笑えた。
偽札束に落ちる場面がスローモーションになるのがニクい。
さて、今度は「フロムダスク・ティルドーン」を観よう。

小学館文庫「アンダンテモッツァレラチーズ」藤谷治

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031933995&Action_id=121&Sza_id=A0
この小説はとてもおもしろかったので、
ドーンと追加出してしまった。
勢いでマイエプロンにポップつけちゃった。
用紙をスライドさせて入れられるバッチを装備しているのです。
歩くポップとして実用新案に登録したいところですが、
どこかの書店員さんのアイデアを盗んだ私なので、
そういうわけにはいかないこと、このうえありません。

[ 2007/09/06 22:38 ] 西荻の風(花本) | TB(0) | CM(4)

不毛地帯の人々

ルーエ花本です。


図書カードリーダーがぶっこわれました。
暑かったもんな~、この夏は。

今日はオフで珍しくちゃんと起きてます。
そこで一首詠みました。


森茉莉の本にはさまる紙魚たちはどこか幸せそうにおもえた


毎日少しづつトイレで「私の美の世界」を読んでます。


昨日は文春文庫祭りでした。
新刊とともに秋の100冊がちゃんら~んと入ってきました。
今回のキャラは松尾スズキ。
一昨年は、夏帆ちゃんと石田衣良。
昨年は、桐野夏生。
そういうチョイスが文春さんですよ!
一昨年の夏帆ちゃん、これ単体なら、夏100っぽいでしょう。
でも横に衣良がいることで、ぐっと不穏。
で、
池袋シリーズ新刊、
森絵都「カラフル」
モブ「介護入門」←いいジャケだったな。
100冊陳列するのって大変だけど楽しいので、
みなさんも蔵書でやってみては、いかがでしょう?
と、余裕がこけるようになったのは、最近のこと。
初めて100冊出したときは、砂漠に一人置き去りにされたような気分でしたね。

あがって渡辺くんと福井くんとメキシコ料理を喰らいにゆきました。
ハラペーニョって辛いんですね
もっぱらの話題は「ルームシェア」です。
家賃が折半になれば、これ幸いですから。
渡辺くんは推進派。福井くんは検討中。ぼくは無理です。
驚くべきことに二人は過去にルームシェアリングを経験しているんですね。
すごい!
渡辺くんは、ご破算になったものの女の子とのルームシェア計画があったとか。
同棲との境界線を明確に定義してくれないと許すつもりはありません。
3人で一軒家を借りるという案も出ました。
それはもうルーエ寮ですがな。
とにかく、ルームシェア問題の争点は、
独り身の独身男(意味が重なった!)が抱える、いかんともしがたい衝動の処理。
プライベートの最後の砦ですね。
これをいかに死守するか。
3人は、不毛すぎる議論を重ねるのでした。

[ 2007/09/05 14:37 ] 西荻の風(花本) | TB(0) | CM(0)

戦術と指揮とガキおやじ

ルーエ花本です。


当店のBFフロアは濃い。
その濃さには、自信があります。
その要因の一つがミリタリーコーナーの充実。
他の追随を許さぬ品揃えは店長によるもの。
ですから、そのあたりのお客さんは、
けっこう足を運んでくれているはず。
そこで2階でも、その類の文庫をリコメンドしたいと考えました。
とは言っても、本当にコアな方は直でBFに向うと思われるので、
あまりにガチガチなチョイスは避けよう。
こちらで入門的にその世界に向う人をBFへ誘導するように
仕向けるのが賢明なのでは、ないでしょうか。
そこでまずは、これ。

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031667346&Action_id=121&Sza_id=B0
「戦術と指揮」PHP文庫
ルーエの夏100で最も売り上げた商品だったりします。
Mせの主任が選んだもの、流石です。
手書きの帯コメントも、訴えるものがあったようです。

それからこれ。

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031699679&Action_id=121&Sza_id=B0
「補給戦」中公文庫
渋さ爆発のジャケがたまりません。
S英社のY前さんも他社のアイテムなのに、熱烈推薦なさってました。
これ売れてます。

これはすごくおもしろそう。

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000031876021&Action_id=121&Sza_id=C0
「実録・アメリカ超能力部隊』文春文庫
気になるな~


話は変って、渡辺くんに借りたこの漫画。

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000007060024&Action_id=121&Sza_id=F3
「ガキおやじ」いがらしみきお
「ぼんぼの」、「ネ暗トピア」、「シンク」のあのいがらしみきおです。
サイテーでサイコーな漫画です。
驚異のおもちゃ「ちんちんシェイカー」のばかばかしさに悶絶必至!



[ 2007/09/04 06:46 ] 西荻の風(花本) | TB(0) | CM(0)

フリペの品格

ルーエ花本です。


弘栄堂(「さん」と敬称をつけるべきところなのかもしれませんが、吉っ読という現場においては最早身内、ヨビステでいかせていただきます)が出してるフリペ「月刊弘栄堂書店」が本当にイイ!
書店フリペのコンペティション的なものが存在したら、
出品して栄冠を手にすべきクオリティだ。
前号よりリニューアルして、ジャケもとても好き。詩的で。
そう、詩。
最終ページに野毛くんの詩があって、これもいい。
詩に一家言あるぼくがいいと言えば、野毛くんには、それはもう満更でない気分にひたってほしい。
ファミコンヒーロー、スーパーマリオこと、マリオという一人の男の孤独が、
夕陽をバックに鮮烈に描かれている。
なんじゃそりゃ?とおもったんなら、今すぐ弘栄堂にゆけばいい。
ゆけばわかるさ。
相変わらず漫画評もそそるぞ。
前回、紹介してたこうの史代とても良かったし、
今度は五十嵐大介だ。

遅番荘司の漢字にまつわるネタもおもしろかった。

川手さんの書評は手練れまくってる、いつも。
いっぱい新書読んでるな~

されども今回、里見さんの原稿がない!
「本屋の馬鹿息子」
製本された状態でまとめて読みたいので、
出版してくださいよ、里見さん。

そして「ルーエの伝言」が、が、が、
あ~
もしも待ってくれている人がいたら、
もう少し待っていてくださいませ。
う~
言いたくない。
言いたくはないことだが、
いそがしい。

いや、そんなことはない!
甘えるな!
おれは、きっとデキル子だ!!
[ 2007/09/02 07:32 ] 西荻の風(花本) | TB(0) | CM(2)

ショート・ソング・アベニュー

ルーエ花本です。


目下ナツヨミ売上、首位独走状態の、
枡野浩一さん、「ショート・ソング」
いよいよコミック単行本がリリースです。
そんな枡野さん本人より、一足お先にブツを入手しました。
これかなりイイですよ。
原作屈指の爆笑シーン、童貞の主人公が想いを寄せる女性の
出演したエロDVDをつきつけられるエピソード。
これが見事に再現されていて、やっぱり爆笑しました。
と、ここで唐突ですが、
枡野さんの短歌に触発されて書いたぼくの短歌をなぜか発表します。


好きすぎてどうしていいのかわかりません
教わるものじゃないでしょうけど


写真見てやっぱりうっとりしちゃいます
イケナイこともしてしまいます


どうなのよ実際のところどうなのよ
知りたくないから聞かないけれど


このままじゃいつまでたっても同じ距離
詰めて詰まればもう詰めている


ゆるせないほどやるせない午後3時
過去の日記を熟読してる


紅茶飲みコーヒーを飲みコーラ飲み
あとはひたすら読書するのみ




[ 2007/09/01 06:23 ] 西荻の風(花本) | TB(0) | CM(0)